■トリトンのおはなし■
21話〜24話

 

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第21話   太平洋の魔海

  トリトンたちは大西洋を目指し、西へと向かっていた。そこへヘプタポーダがやってくる。驚くフィンとピピだが、トリトンは快く迎える。だが、ヘプタポーダは別れを言いにきただけだと去ろうとする。トリトンは追うが、ヘプタポーダは兜をぬぎ、「もっと早くあんたたちみたいなトリトン族に会いたかった」といい残し、一同の前から去る。
 一方、大西洋のポセイドンはヘプタポーダもトリトンと同様に殺せと非常に怒っていた。ポセイドンの命を受け、レハールはゲルペス連隊を借りてトリトンとヘプタポーダをやっつける作戦にでる。トリトンとヘプタポーダは協力してゲルぺス連隊の攻撃をかわし、全滅させる。次々と現れるレハールの追撃にヘプタポーダはインド洋を回って、物知りの魚ラカンに援助を請うのがよいと、アドヴァイスする。しかし、ヘプタポーダはレハールの操る剣に倒れ、壮絶な最後を遂げる。トリトンはヘプタポーダの倒れた洞窟の奥深くオリハルコンの光を投げつけ、そのためレハールは失明し、ポセイドンから見放される。
 トリトンはヘプタポーダの死に涙し、彼女を太陽のもとに埋葬する。

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第22話   怪奇アーモンの呪い

  トリトンたちは夜も休まず大西洋を目指していた。 不知火の見える不気味な島に遭遇し、トリトンは上陸。そこではトリトンを生け贄に捧げよという妖しげな儀式を執り行う老女と村人たちがいた。トリトンは思わず名乗り出て、みんなはポセイドンに操られていると告げるが村人は聞く耳を持たず、攻撃してきたので、やむを得ず隠れる。
 そこへ、味方と称する村の少年パティが現れ、いきさつを説明する。ある日とつぜん、みんながアーモン様とお祈りを捧げるようになったのだと。しかし、彼もまたポセイドンに操られたひとりだった。トリトンは不意をつかれ、オリハルコンの剣を奪われる。しかし、パティの手で輝かないオリハルコンを見て、この剣はトリトン族にしか使えない物だと確信する。トリトンは剣を取り戻し、巨大なイソギンチャクの化け物を倒す。
 トリトンは村人たちに怪物を倒したと報告し、もとの村に戻れと促すが、村人たちの狂気は消えない。そしてとうとう剣を奪われ、生け贄の祭壇に縛られてしまう。その祭壇の上にはポセイドンの神像のミニチュアが祭られていたが、それが宿敵ポセイドンの姿を移した物だとはよもや思わないトリトンだった。
 トリトンは穴の底に落とされる。だがオリハルコンが浮き上がり、彼を追いかけて降りていった。トリトンは穴の奥の巨大なひだに巻き込まれる。そのあと島は大異変がおき、沈む。
 実は、トリトンが落とされた穴は巨大なイソギンチャクの体内で、島全体がアーモンだったのだ。
 トリトンは村人を救えなかったことを後悔し、また大西洋にむかって進む。

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第23話   化石の森の闘い

  インド洋に入ったトリトンたち。
トリトンたちは秘密をしっているという魚シーラカンスのラカンに出逢う。ラカンはポセイドンの力によって、永遠に死なない姿にされてしまったのだった。トリトンたちは洞窟に案内され、そこに昔、毒の水で殺されて凄惨な姿になったトリトン族の化石を見る。ポセイドンの残酷なやり方に新たに怒りを覚えるトリトンたちだった。そこにポセイドン族のインド洋の司令官ブルーダが襲ってくる。ブルーダは、ムカデの怪物セイノスを使い、トリトンを攻撃する。トリトンは疲れるとオリハルコンの剣を輝かせることができない。その弱点をつかれ、トリトンは苦戦する。そんなトリトンをラカンは援助し、ブルーダの攻撃を身体で受け止める。
 苦闘の末、トリトンがブルーダを倒したとき、ラカンもオリハルコンの光によって安らかな「死」を迎えていた。そして、ポセイドンがこのオリハルコンの剣を恐れていることに疑念を抱くトリトンたちだった。
 すべての謎は大西洋にいって解決するしかないと、トリトンたちは大西洋に向かうのだった。


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第24話   突撃ゴンドワナ

 紅海から地中海に抜ける海底トンネル、ゴンドワナののど。そこには小さな生き物だが、集まると巨大化し、何でも食い尽くす恐ろしい生き物ガダルがいた。そして、ガダルの攻撃におびえてくらす、哀れなジュゴンの群がいた。彼らは逃げて隠れるしか生き延びる方法を知らないのだ。
 トリトンたちは人間の作ったスエズ運河はとおらず、海底の抜け道「ゴンドワナのど」から、地中海に抜けようとする。偵察に入っていったトリトン。だが、いつまでたっても戻ってこない。業を煮やしてピピが先頭に立ち、入っていく。途中、オリハルコンの剣が落ちているのを発見する。そして、洞窟の奥深く、ガダルが突き崩そうとする岩の向こうに苦しげなトリトンの声を聞きつける。トリトンの危機を直感したピピはなんとかトリトンに剣を届けようと、ジュゴンのジェムに頼む。ピピは法螺貝を吹いてガダルの注意をひき、作戦は成功し、剣はトリトンに渡る。
 しかし、ガダルの攻撃ははげしくなり、ピピが絶望しかけたとき、トリトンが岩を溶かして現れ、合流する。トリトンは洞窟の中でオリハルコンの剣を輝かせ、ガダルたちを全滅させる。
 地中海側に抜けたとき、トリトンの姿が見えないのにピピが落胆して泣き出す。だが、岩の中からあらわれ、力つきたトリトンにピピは思わずかけよるのだった。
 トリトンたちは地中海にすすみ、また大西洋に一歩近づいた。

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