◆第一話の感想◆
一番すきな話です。 特に冒頭のポセイドンの海獣と戦うトリトンがめっちゃカッコイイ!!
このシーンが「海のトリトン」全体を象徴しているような気がします。
そして村でTシャツ姿のトリトンのかわいいこと、かわいいこと!(^^);
じっちゃんと一緒にご飯食べてたシーンも見たかったなあ、なんて思います。
一番の疑問は布団で眠るときもTシャツだったこと。かわいそうに貧乏だった
のかなあとか、いろいろ想像しておりました(笑) あとオリハルコンを見つけて落としてしまうシーンにかぶさって、海鳴りのよう な音が聞こえるのです。これがけっこうこわくて、うなされました。 なんだか、トリトーン、トリトーンっで呼んでるみたいに私には聞こえました。 岬の上で一人で泣くトリトンもかわいそうだった。 トリトンが家を飛び出し、じっちゃんが呼び止めます。ハッと立ちつくすトリトン。(ここの顔好きっ!)そして、じっちゃんがトリトンの肩に手をかけようとすると、「ああっ」とトリトンが駆け出す。 名演出のこのシーン、実は『サスケ』にも同じようなシーンがあったのをご存知でしょうか。 |
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本当にこの回のトリトンはよく泣く。もう泣きっぱなし。怒るか泣くかどっちかって 感じで、「男の子」そのものって感じです。その辺が女の子のファンを引きつけた のかなって思います。また男の子にとってもこんなに豊かに感情表現してくれる 子はかえって新鮮だったのでは?と思います。 だってそれまでの少年の主人公 は「いい子」が多かったし、男は泣くなとか、いろいろ言われているから・・・。 それからラストの月を見上げて泣くシーンはもう、うるうる。 演出が本当にうまくて、これはもうトリトンって少年に感情移入するしかないでしょ って作りでした。 またもう一人の主役、一平じっちゃんの存在感もすごく大きい。 よく考えれば一平さんは今回しかほとんど登場しないのに、トリトンの海にでるまでの 13年間のすべてが想像できるほど、じっちゃんのキャラクターが表現されていて、 あらためて演出、表現の重要さってものをかんじました。 |
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あと一平さんの半生ですが、私の想像では、戦争に行った経験があり、息子さんがいたけど その子を海で亡くしてがっかりしていたところにトリトンがあらわれた・・・、というような あらすじを考えています。 |
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どうして独り身のじっちゃんが わざわざ子供を、それも 「海からの授かりもの」として育てるのか、そんなところにイメージをふくらませてしまいます。 トリトンを陸で育てる役目として設定されていたから、なんてそっけないものでなく、 なぜ、原作のような「母親」でなく、「一平じいさん」でなければならなかったのか、その辺の 意味を考えてみたいです。なぜなら、手塚原作との「決別」はこの一平じいさんの存在 に あるのだと私は思うからです。 ああ、じっちゃんのところへお嫁にいきたいわん。そして、トリトンをそだててみたいわん。(コラコラコラ・・・) 他の方はどんなイメージや感想をお持ちなのでしょうか。 ※ このページのカットは、数年前に第一話の冒頭部分をマンガにしようと3ページ描いたものからの 抜粋です(未発表のもの) |
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