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その21:Toriton on a winter's day
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★2002年2月のトップイラスト。 初めは普通にトリトンがマントを着ているものを考えていましたが、大粒の雪が降る写真を見ているうち、急に村での生活のシーンを想像し、このようになりました。 トリトンと背景を別々に色鉛筆で描き、Photoshopで合成しました。 詳しいストーリーは考えていませんが、トリトンは捨て猫や捨て犬を見るとほっておけない性格で、こんな風に連れ帰っていたのではないか、という想像からです。 自分の経験から、一人っ子は寂しがり屋で動物を飼いたいものだからです。(別に一人っ子でなくても飼いたいかな^^) で、じっちゃんも「また連れてきて!」と叱りつつ、認めていたりしてね(^^) 仔猫のモデルは微熱@少年さんのHPで登場しているミーちゃんです。 |
★作成手順★その1:ラフスケッチと下絵
最初に描いたラフスケッチ。A4。
全くの思いつきで初めはトップイラストにする つもりではありませんでしたが、描いてるうちにだんだんイメージが膨らみ、トップ用にアレコレ考えている自分がいました。
真冬でも半ズボンなのは、私の趣味(^^)と、関西で育ったので、男子は冬でも短パンがフツーでしたので・・・。(今の子はハーフパンツが主流のようですね)
一般に男の子は冬でも薄着です。左の絵の線を整理し、清書していったんコピー。
実は一度書いたものをデッサンを直し、ポーズを少し変えてます。
でもやっぱ、足のデッサンが変かな。
ジャンパーは一昔前に流行った
スタジャンのイメージ。
マフラーは悩んだあげく、ヤッパリ巻くことにした。でも今思えば巻き方が不自然。右利きだったら、左肩に重ね目がきますよね。その2:背景と着色(by色鉛筆)
上のコピー絵をスケッチブックに転写し、色鉛筆で着色。 (方法は原始的に紙の裏を鉛筆で塗りつぶし、重ねて固定して上から芯の硬い鉛筆でなぞった→中学時代からやっている方法)
実は我が家には昔フェリシモの通販で買った「500色の色鉛筆」があるのだ!
色に赤や青じゃなくて「クレオパトラの真珠」とか「ポセイドンの深海」なんて名前がついています。
でもケッコウ似たり寄ったりの色が多く、普段使うのは50本ぐらいです。また多すぎて;;目的の色を探すのに苦労します。
一応肌だけで5色ぐらい使ってます。輪郭は色鉛筆の黒でとりました。
子ども達のアドバイス(文句とも言う)でケッコウ地味な色に落ち着く。スキャンした後、帽子のマークの塗り忘れに気付く。
目とマークの部分をフォトショップで修正。上が元の背景画。下書きナシでいきなりスケッチブックに 色鉛筆で描いてます。
猪の首岬ってどこだろう?と思いながら想像で描いたので、かなり適当です。本当は黄昏時の冬の寒そうな岬を描きたかったけど、そこまで表現できないので、フォトショップのフィルターやグラディエーションを使うことにしました。
トリトンを重ねると背景画像が少し縦に短いので、砂の部分を一部コピー&ペーストしてわからないように境目をぼかしました。
その下の絵は修正したトリトンの顔の部分のアップ。
その3:背景の効果づけとトリトンの合成(byフォトショップ)
制作手順のレイヤーを残しました。
下から順に作業しています。
これみればわかるかなっ・・・てかなり手抜き・・・。手順は、
1)背景画を「イメージ」→「色調補正」→「明るさ・コントラスト」 で、「コントラスト」を右にスライドし、色を濃くする。
2)別レイヤーを作り(通常)グラディエーションツールで、画面 上から水平線までドラッグ。紺色のグラディエーションを作る。
3)1)の背景画と2)のレイヤーを統合。
4)全体に色相・彩度を下げ、うす暗い雰囲気にする。
この段階で物足りなく感じたので、
5)別レイヤーを作り、2)のレイヤーより薄目の青で画面上から下にドラッグしてグラディエーションを作る。
6)3)と重ねるとより深みのある空の雰囲気が出る。
これでよし。
7)作成手順1)で作ったトリトンの画像を大きさを合わせておく。
8)自動選択ツールでトリトンを選択し、背景部分をカットし、トリトンの画像だけコピー&ペーストする。
9)画像を統合。
上記により完成した絵を少しトリミングしました。 これは雪を散らす前の絵です。
10)雪はブラシツールをつかい色々な大きさでポツポツふらせました。色は真っ白でなく一〜二段階グレーに近い色を使っています。
11)文字ツールで”Toriton on a winter's day”とタイプし、文字色は白を選んで、合成します。
72dpiにサイズを落とし、jpeg標準で保存。
★参考書は特に見ませんでしたが、トリトンの画像の切り抜きテクニックはちあきさんに教えてもらいました;;
それまで背景画を削っていたバカな私;;;;