「うる星やつら」より
★ペンと墨とスクリーントーン。A4ぐらい。
「うる星やつら」がTV放映されていたころ(昭和57年ぐらいでしょうか)、コミックスを何巻か買い、 ちょこちょこ似顔絵をかいていました。(ラムちゃんが好きだったので)
近所の書店で似顔絵大会をするというので、応募用紙をもらって、ちょっと念入りにペンとスミで描いてだしたところ、 「銀賞」をいただき、図書券¥3000分をもらいました。ラッキー。(その券で萩尾望都さんの「銀の三角」の豪華本を買いました)
多分、大江山の鬼(酒呑童子のパロディ)をモチーフにした話の入った巻の表紙が元です。ラムちゃんは元の絵では口を閉じていましたが、自己流に笑顔にしました。
「うる星」のメンバーが平安時代の貴人たちを演じるのがとっても楽しかったです。個人的に大昔の大河ドラマ「新・平家物語」の影響で十二単とか好きなので自分の好みでこのようなシーンを選んだのだと思います。
自分はTV放映も見て、映画も2本見に行きましたし、レコード(笹野ヘレンが唄うモノ)も買いましたが、漫画の方が好きで同時進行で見ていました。
(だからアニメの方のスタッフとかあまり詳しくないです)
特に竜之介君(?:一応彼女は女、それも超グラマー)が出てくるあたりはおもしろがって結構連載誌を単発で購入しました。たしか竜之介君が表紙になった絵がなんとなく「トリトンっぽいなー」、と竜之介君が女性であるにもかかわらず、妙な共通点を感じてました。彼女が「少年」っぽいからでしょうか。「海が好き」親子だからでしょうか(^^)でもアレは「巨人の星」のパロディであるような・・・・。
私はあまり詳しくないのですが、竜之介君というキャラクターの原型は、永井豪さんの「あばしり一家」の菊の助ではないでしょうか。ものすごく言動が男性っぽいのに外見が超グラマーというのが共通点でしょうか。
また、何かのインタビューでラムちゃんの名前は当時人気のハワイ出身のモデルさん、アグネス・ラムさんから取ったということです。
また、今「犬夜叉」がTVでもコミックスでも人気ですが、この「うる星」のキャラたちとの共通点がちらちら見えておもしろいです。高橋さんは巫女さんという存在が好きなようで、他の作品にもけっこう出していらしゃいますね。彼女の作品はパロディ精神がすごくて、普通ならくどくなるところをさらっとギャグで笑わせるあたりがすごいと思います。
当時のエピソードとして覚えてることは、地域の小学校で「うる星やつら」が「見てはいけないTVアニメ」に指定され、理由が「ラムちゃんがほとんど裸だから」だったということだそうです。でもすれ違った当時の小学生の会話で「あほか、そんなん」「みんな見てるやん」と言っていたのを思い出します。(また同じ頃、バスで乗り合わせた小学生の会話で、「日本昔話見てる?」「あんなおもしゃない(おもしろくない)番組あるか!」とか言ってるのも・・・トホホ・・(T.T)コドモッテショウジキ)
とにかく楽しませて頂いた作品でした。後半は絵がだんだん変わっていってそのうち読まなくなり、いつの間にか連載は終わっていました。その後の「らんま1/2」はちらちら見ていました。(女の子になったらんまが好き♪)
※このイラストはリンクさせて頂いているゆうきみのりさんのサイト「地球cafe&bar」に掲載して頂きました。
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