●原作トリトンの世界●
●資料●秋田書店サンデーコミックス●

秋田書店サンデーコミックス第1巻秋田書店サンデーコミックス第2巻
第1巻
 第2巻

秋田書店サンデーコミックス第4巻
第3巻   第4巻


尚、初版発行年月日は以下の通り。
1巻 ’72年12/25
第2巻 ’73年 1/25
第3巻  ’73年 3/15
第4巻 ’73年 4/20

●最初に発行された、秋田書店サンデーコミックスの表紙。第1巻などはまるでバビル2世。初めのコンセプト「海の男の根性もの」というイメージがよく出ている。

 このコミックスのカバー裏に手塚治虫氏のコメントがあり、初めは和也を中心に話をすすめるつもりだったこと、そして「テレビまんがのほうは、僕が作ったものではありません」と 明確に書かれている。
 では誰が作ったのだろう?とずいぶん悩んだものです。

 内容は新聞連載をまとめたものだが、かなり割愛、加筆、構成変更が多く、特にラストがトリトンがポセイドンの要塞につっこんで死んでいくことになっており、宇宙に脱出してともに死ぬ、という連載バージョンとはちがう構成になってる。
 
 表紙は昭和47年〜48年ごろに描かれたもので、TV版を意識してか、トリトンのマントの色が赤くなっている。髪の色は黒い。
  しかし、足のウロコ模様のレギンスがなく、ベルトの色も黄色で、TVのものとはちがいますよ、と言うことを表現しているようにも思える。
 人魚のピピ子のキャラデザインは「エンゼルの丘」のそれとは違い、黒い髪に青緑のしっぽである。




▲資料提供協力:あーろんさん
(Thank You!!)