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 ■山本耕史as土方歳三in「新撰組!」■

  

  昨年(2004年)のNHK大河ドラマ「新選組!」は人気の新撰組を題材に扱うということと、局長の近藤勇役をSMAPの人気者、香取慎吾さんが演じるということで、話題になりました。
 
 実は私はあまり「新撰組」に興味がもてずにいました。
幕末史が入り組んでややこしいのと、(ソンノージョーイとかサバクハとかさっぱり)新撰組が池田屋でたくさん人を殺したために明治維新が2年遅れた、というマイナス感情を
もっていたからです。
  人気キャラの沖田総司も自分の萌えキャラでありませんでした。
学生時代和田慎二さんの「あさぎ色の伝説」が人気でしたが、知識が乏しいのと彼の絵があまり好きでないので、表紙を眺めるだけで中身までまったく興味がわきませんでした。
 自分にとって明治維新=正しいこと、歴史の流れの必然、徳川幕府=封建制度=悪、亡くなるべきもの、という図式がありまして、幕府方だった新撰組は悪あがきをする連中という印象がありました。

 しかし、慎吾さんの配役に引かれて見た「新撰組!」はキャラクターのおもしろさと、描き方の現代ドラマ風なところが気に入り、歴史がどうの、史実がなんたら、というよりもその都度の話やエピソードのおもしろさに楽しみながら見ることができました。もちろん幕末史のおさらいもさせて頂きました。
 また主役の慎吾さんもなかなか好青年でしたが、その友人で一緒に新撰組をもり立てていく土方歳三役の山本耕史さんがとっても印象に残りました。
特にドラマが進むにつれて、土方役の山本さんと近藤役の香取慎吾さんが次第に役柄になりきっていく辺りがものすごく魅力でした。
 
  後半隊士が次々と死んでいく辺りは「組織」としての難しさと、時代の波におされて崩壊していく側の悲哀も感じ、鈍い私はやっとなぜ新撰組がこんなに人気で、未だに隊士の墓参りをする若い人々がいるのに気づくことができたのです。

 よく、赤穂浪士の墓参りをする人が絶えない、という話を聞き、理由も「判官贔屓」(ヨワイ方、負けた方に肩入れすること)や「忠義」で何となくわかるのですが、この場合は圧倒的に年輩の方が多いのです。「赤穂浪士」の話も歌舞伎の題材にもなり、事件発生当時からの庶民の人気がよくわかります。NHK大河ドラマの第二作が「赤穂浪士」です。(さすがに記憶がない)
(※第一作は「花の生涯」(舟橋聖一原作:井伊直弼のドラマ)です。お詫びして訂正します)

 しかし「新撰組」の隊士達の墓に若い方々が参るのは、単なる「負け組」への同情でなく、文字通り、夢と希望を自分の剣の腕にかけ、局長近藤を信じ、武士出身でない者もより武士らしい武士になろうとした、そのぎりぎりの緊張感と緊迫感と、それに伴う悲劇性が何かしら共感を呼ぶのではないかと、と自分には思えるのです。
 机の上で歴史の必然なんて習っていてもなんにもわかりはしない。
その時代、その時代を必死に自分の信念を信じて生き抜き、そして散っていった誠のサムライがそこにいました。
 
   最終回は泣きました。
徳川だけでなく御所まで守ったこともある新撰組が、なぜか天皇にあだなす「逆賊」の汚名をきせられ、刈られる側になっていき、近藤もとらえられ、切腹でなく罪人としての「斬首」で命をおとす。
そして近藤の最後の言葉が「トシ・・・」。
親友の土方歳三のことを最後まで信頼し、思っていたという演出でとてもぐっときました。

 「勝てば官軍」という言葉がありますが、コレは裏を返せば「負けた側の方が本当は正しかったのかも」という含みもある「皮肉」を込めた表現であるかもしれないと思うようになりました。

 「とにかく時代」に翻弄された青春群像、という感じで「新撰組」=沖田さんや土方さんがかっこいい、だけじゃなく、とても熱いものを感じました。またあのメンバーでないと演じられない雰囲気を味わいました。 総集編を放映したときに出演者のトークがあったのですが、みなさん「同窓会」ぽい雰囲気でとても印象が良く、全身全霊で役柄に打ち込んだ充実感がうかがえ、とても見ていて気持ちが良かったです。
 後で記事で読んだ事ですが近藤役の香取さんは最終回の収録時、本当に死んでしまうのではないかという気持ちが強く、とてもいやな気分だったとありました。そこまで役者さんって打ち込めるものなのかと感動してしまいました。

 他にもオダギリジョーさんや坂本龍馬役の江口洋介さんとか、沖田役の藤原さんとかイケメンぞろいの配役でしたがこの山本さんがダントツで印象に残りました。
彼はベビーモデル出身の子役さんだったそうで、(その当時を見てみたい!)舞台もこなす方だそうですが、この「新撰組!」をみるまでうっかりその存在をしりませんでした。しっかりこれからチェックしなくては、と思いました。

 この絵はTVガイドの一つ「TVnabi」の記事を参照しました。
なかなか写真模写は似ないので苦労しましたが、山本さんのかっこよさを伝えたくて描いてみました。ドラマ中にもでてきますが、洋装の土方を再現したスナップで、実際に残っている写真をモデルに撮影したものだそうです。
 実在の土方歳三にこの山本さんはとても似ていらっしゃって、土方ご本人も喜んでいらっしゃるのではないでしょうか。

 また数年前の大河ドラマ「徳川慶喜」をアイドル出身の本木雅弘さん(モックン)が主演されたり、今年(2005年)の大河の「義経」は主演に滝沢秀明さんと、アイドルが大河の主演をするケースが多く、若い年齢層の方々が歴史に興味関心を持ってもらう良いきっかけではと思いました。
 「大河ドラマ」は年寄りだけのものじゃないーーーー(強調)

 下は上の絵の下書き、その下はもう一枚の下絵。似ないのでボツ。山本さんはもっとハンサムです!(念押し)